Assertive Communicatiion とは、双方が相手自身あるいは相手の発言や行動を尊重しながら、自分の主張も積極的に発信することです。

 

 

4つの基本

誠実 自分や相手に対して自分の気持ちをごまかさない
率直 遠回しではなく、きちんと伝わる形で表現する
対等 自分も相手も尊重し、相手と対等に向き合う
自己責任 自分の行動の結果を自分で引き受ける

 

 

権威を尊重しつつ心配事や提案を明確に示す

相手の立場を尊重しながら、安全第一で主張することは主張する。

 

 

脅迫的あるいは強制的ではない態度で提案する

開始を宣言する
事例に関する問題点を述べる
自分の心配、関心ごとを述べる
解決策を提供する
同意に達する

 

 

 

当院の医局会議は毎月第4月曜日に行われています。医師だけではなく、看護部門の責任者も参加しているのが特徴です。

常勤医すべてに参加の義務があると思うのですが、多忙のため参加していない医師がいるのが残念です。医局会議の議論が伝わらず、医療安全にも問題が生じる可能性があります。

 

 

昨日の医局会議では、注射処方箋の書き方について次の確認を行いました。

 

注射処方箋に記載する薬剤名は採用薬の商品名を原則とする。
ただし、汎用される略称については例外とする。

 

許可される略称
生食 または NS 生理食塩液
10% NaCl 塩化ナトリウム注 10%
DOA(600 または 200) ドパミン塩酸塩点滴静注(600mg,200mg/200mL)
注水またはDW 注射用蒸留水
Glu ブドウ糖液


ドイツ語の使用は禁止にする。(例:TZ、  ワッサー)

 

たとえば、外来で血糖値が500 mg/dL の患者がいて、医師がヒューマリンR 20単位 皮下注の指示を出したとする。看護師は、「大した自覚症状もないのに、いきなり20単位のインスリン投与は普通ではない。」と感じた・・・・・・

 

こんなとき、事故を回避するために使われるツールひとつが、2チャレンジルールです。

 

緊急対処が必要であるにもかかわらず、最初の提案が無視され、おこなわれるべき議論がなされない場合に、自分の責任で最低2回は意見を主張することをルールとするのです。

 

そして、「相手は必ず対応しなければならない」ことを規則にしておきます。そのことが、発言者にとって言いやすい環境をつくります。

 

 

「発言しないといけない」「発言に対しては反応しないといけない」ということを、組織の規則とすることで、個人が発言しやすくなるのです。

 

ただし、このルールは相手の過ちを指摘するのではなく、相手が気づいていない情報を提供し、正しい判断を促す業務支援ツールであることを、十分に理解しておく必要があります。

 

参考図書:チームステップス 日本版医療安全 東京慈恵会医科大学附属病院 医療安全管理部 2012年 メジカルビュー社

 

 

 

これまで私たちは、医療事故を起こさない・起こしにくいようにするためには、システムを構築することが重要と考えていました。インシデントレポートで情報を収集し、失敗の根本原因を探って、対策を立案し実行するということです。

しかしながら、その方法で医療事故はなくなったのでしょうか?

 

 

To Err is Human = 間違いを犯すのが人間である・・・完璧なシステムを構築したとしても、「人間」という危険因子を放置すれば事故はなくなりません。

 

そこで現在では、医療安全のポイントがシステムエラー対策からヒューマンエラー対策に移行してきています。

 

ヒューマンエラーを減らすためには、チームワークを改善することが求められています。

 

参考図書:チームステップス 日本版医療安全 東京慈恵会医科大学附属病院 医療安全管理部 2012年 メジカルビュー社

 

 

 

 

ASKUL


本日のニュースから

 

朝日新聞 digital の見出しは 「アスクル、配達1〜2日遅れ 倉庫火災、復旧めど立たず」と否定的なものでした。しかし私は、あれだけの火事にも関わらず、配送が停止していないことに驚きました。

 

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火災のあった倉庫は、埼玉、山梨、長野、群馬、栃木の5県への配送の拠点だった。火災後に一時、各エリアからの注文の受け付けを中止したが、16日午後6時に再開した。5県の一部地域で通常より1日配送が遅れている状態だという。広報は、「まだ倉庫の中が確認できず、復旧のめどが立たない」と話す。当面は横浜市にある倉庫からの配送に切り替えて対応する。

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普段から、火事などの災害に備えて、商品を複数の倉庫に分散させ、一つの倉庫が使えなくなった時に、別の倉庫を利用するシステムを構築していたということです。

 

さて、私たちの病院はどうでしょう。カルテや画像情報の保管は病院の義務ですが、火災にあえばひとたまりもありません。電子カルテなら、災害に備えてクラウドにバックアップできるのですが・・・